久しぶりに雑石積みの現場です。
雑石とは大きく切り出された原石(この石の場合100t前後)から
切り出した石から雑に大体の大きさに割り出されているので
雑石(ざっせき)とか雑割り(ざつわり)と呼ばれています。
こんな感じの大きさの石に
このような大き目の石を時々混ぜながら
積み上げていきます。
人工的に割り出された石ではありますが
山をゴロゴロしている間に丸みをおびて
やや自然な雰囲気を醸している石もあります。
全面を加工されている材料ですが
できるだけ自然の石のやさしい雰囲気を
石を立てて積み上げて行くのですが
できるだけ奥行きを感じられるように
セメントを詰めながら積み上げる(練り積み)
ですができるだけ空積み風に
とのオーダーを頂いていますので
どう考えても人工的な構造物をできるだけ自然に見せるために
何かと気を使いながら進めていきます。
だいぶ出来てきました。
残りは天端(前からは見えませんがてっぺんの石)と
間に詰めている石の調整です。
石垣風に小さな石をかませています。
さて
自然の石の魅力を表現できていますでしょうか?
今回、初めて犬島産の花崗岩を使用しての雑石積みでしたが
『犬島産の御影石を使った雑石積み』
と表現しても普通に石屋さんには通じます。
御影は神戸の地名なのでチョット変な感じもしますが
全然通じてしまいます。
石積みをオーダーすることがあれば
是非使ってみて下さい。